お肉へのこだわりと思い入れ
和牛に次ぐ美味しいお肉(F1牛肉)を食していただきたい一心で!
高級ブランドの和牛はやっぱりおいしいですよね!
ごくごく普通の営業マンから1988年にお肉屋へと転職をして、はや何年が過ぎたことか・・・
その間いろいろな産地の牛肉を食してきましたが、当店でも販売しています「讃岐牛」のような高級ブランドの黒毛和牛や、ノーブランドでもしっかりと肥育管理のできている和牛は、やっぱり美味しいですよね。
霜降りの見事さと舌の上でとろけるような食感は、肉の芸術といっても過言では無いでしょう。
そんな和牛肉を、お手頃価格でお届けできれば言うこと無しなんですが、良質な和牛肉はどうしても高価になってしまい、毎日の食卓の一品に!と言うわけにもまいりません。
だからと言って、私自身が満足できない価格が安いだけのお肉をお届けしたのでは、職人気質の私には到底納得ができるものではありません。
価格も手頃で肉質の良いF1牛(交雑種)
そこで価格も手頃で黒毛和牛の肉質に近いF1牛(交雑種)に着目しました。お肉屋になって7~8年目くらいでしたが、当時はホルスタイン牛が牛肉販売の主流でしたので、F1牛の流通はあまり多くなく、品質にもバラつきがあったのを記憶しています。
まず、全国各地のF1牛(交雑種)を仕入れて肉質や味を調べてみましたが、質の良さでは、年中温暖な気候で自然のままの平野が多い、香川県産がベストでありと判断し販売しておりました。(実は、私は生まれ育ちそして現在の住まいもお隣愛媛県なんですが、香川のお肉は旨いと以前から思っていましたので、愛媛の店舗でも販売していました。)
品質にバラつきの無い、質の高い肉を求めて
しかし、使い慣れてくると欲が出てくるもので、更に質の高く品質の安定した肉を提供できないものかと、香川県内に限らずさまざまな情報を全国から集めていると、当然のことながら同じ産地やブランドでも、生産牧場での肥育の方法や飼料の質によって大きな味の違いが生まれることを確信しました。
こうして、様々な産地のお肉の情報をキャッチしながら、実際に肉のプロとしての目利きに適った牛肉だけを仕入れ実際に包丁を入れた段階で、“旨い”と確信を持てたお肉だけが『厳選・旨い牛』です。
遠回りしたようですが、やはり自分の目と舌と触感で納得したものだけが、お客様に“旨い”と言っていただけるお肉でした。
当然のことながら、「店頭販売だけではもったいない。こんな良い牛肉ならより多くの方に味わっていただきたい」と考え、ミートピアサヌキの『厳選・旨い牛』を、全国のお客様にインターネットを通じてご紹介する運びとなりました。
実際に牧場へ足を運び、生産者との密な関係を心がけています。
前述の通り、当店の店長として私が求めてきたのは、常に手頃でおいしいお肉をたくさんのお客様にご提供できるよう努めることです。
そのためには個体識別番号で追跡するだけの販売ではなく生産者と密な関係にあり、常に肥育状態や個体の管理状態等の情報をキャッチできる体制を創りあげる事が大切なのではないかと考えました。
そして、ここ数年試行錯誤を繰り返しながら、卸販売業者にまかせきりの仕入れをするのではなく、主力となるお肉については、自分自身が牧場に足を運び、牧場主さんと情報交換や意見を聞かせてもらえる関係が持てるようになり、現在の体制となりました。
この体制こそがお客様に対して最大の安心と安全につながるのではないでしょうか。
おいしいお肉を提供し、お客様に喜んでいただきたい!!
■BtoC事業部 マネージャー
宇田 正仁
牛肉の事について多く語りましたが、肉専門店である以上、豚肉や鶏肉もいいかげんな商品を取り扱うわけには行きません。自分の目で確かめて、確かな食材を仕入れ、お客様に「この前のお肉美味しかったで!」と言われる事が私の一番の喜びです。
まだまだ至らない事もございますが、当店のスタッフ一同、その一言のためにがんばっています。
生産牧場の方々をはじめ、様々な関係者の方にご協力をいただきながら、より良い品物を全国のお客様の食卓へお届けできますように、一生懸命努力いたしますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
平成23年4月
BtoC事業部マネージャー
ミートピアサヌキ担当 宇田正仁