生産牧場の紹介
ミートピアサヌキが厳選して提供させていただくお肉の故郷「生産牧場」に訪問し、そのこだわりなどをお聞きしました。

讃岐まんのう 鎌田牧場 (鎌田牛)

讃岐まんのう 鎌田牧場
【所在地】香川県まんのう町炭所西2782-1
【牧場種類】肥育牧場
【肥育頭数】2,000頭
【牧場主】鎌田武彦 社長
四国最大級の肉牛牧場でありながら、一頭一頭を丹念に育てています。

『厳選!旨い牛』としてもご提供させていただいている鎌田牛の生産牧場、鎌田牧場は温暖で平地の多い香川県の特徴を活かした肥育に最も適している環境にあるといえます。 牧場の近くには、日本一のため池「満濃池」や「国営讃岐まんのう公園」など、自然の恵みを活かした見どころが数多くあり、人間にとっても、牛たちにとっても過ごしやすく、のびのびと成長する環境が整っています。
そんな牧場主の鎌田社長に肉牛の肥育に対する熱い思いを語ってもらいました。
▼以下、鎌田武彦社長 談
ミートピアサヌキとの関係
平成17年の春にミートピアサヌキさんに、当牧場指定で牛肉の仕入れをして頂き、気に入って下さったのを機に、急速に密度の濃いお付き合いをさせて頂ける様になりました。私の経験上でも稀にみるパターンではないかと思います。当牧場の牛肉をもっと広めて行きたいと言う店長の情熱に押され、できる限りの協力はしようではないかと思い、今日に至っております。
店長自ら牧場に足を運んで下さり、いろいろと意見交換をしながら安心・安全なお肉を提供して行こうと言うのが、当牧場とミートピアサヌキさんとの共通した考えであります。
澄んだ空気、おいしい水、静かな環境の中で、ストレス知らずの牛たちです。
▲鎌田牧場全景(と、言っても広すぎて画面に入りきりません。)
牛は非常にデリケートでありながら好奇心の旺盛な動物です。皆様もテレビ等で牧場の風景の中で放牧牛が人を見かけると集団で近寄ってくる光景を見たり経験をした事が有りませんか。それだけ回りに違う環境ができますと興味津々となります。
観光目的でしたらそれで良いのですが、肥育目的となれば環境が目まぐるしく変わるというのは好ましくない事なのです、ゆったりとした自然環境のなかでストレス無く過ごさせてあげる事が一番大切なのです。
その為には、現在、当牧場が位置します、まんのう町の緑豊かな山合の土地こそが最適かと思います。空気が澄みおいしい水が有り、人も時間もゆったりと過ぎて行く中、牛達ものんびりと日々過ごしています。
良い血統の牛を買い付ける、目利きも大切と考えます。

競走馬にも血統によって能力の差が出るように、牛においても血統の良し悪しで同じ肥育状態でも最終的には個体差が出てきます。
当牧場は肥育牧場ですので種付けを行う生産牧場と違い買い付けでの目利きが重要なポイントになります。約2年間の肥育期間を経て市場に出荷しますので、その期間を無駄にする事が出来ないのです。その為には良い血統の仔牛がセリ市等でいれば、無理をしてでも買い付ける様に努めています。
ただ血統だけでは良い牛とはなりませんので、日々試行錯誤を繰り返しながら、当牧場ならではの肥育方法で良い牛を育てあげる様に奮闘しています。

それぞれの牛に合わせた肥育と、愛情を注ぎ込むことに尽きます。

▲ビール酵母配合飼料

▲個々の牛ごとに与える
ミルクの量と時間を
コントロールする機械
当牧場では特筆すべき、特別な飼料を給餌している訳では有りません、あまりこだわりすぎますと最終的にバランスがとりにくい牛となりますので、現段階ではビール酵母を飼料に混合して給餌しているくらいです。これにより肉の柔らかさと脂にこくと甘味を引き出すことが出来る様になりました。
ほかには、個体により給餌タイミングと量をいかに管理するかを徹底しています。従業員にそれぞれ管理牛舎をまかせて肥育成績の競い合いをしてもらう事により、画期的に牛の品質が向上した事は間違い有りません。
当牧場で牛の肥育に携わる者全てが、牛に対して深い愛情を込めて日々努力してくれていますので、今後の肥育状況、品質の向上が楽しみです。
今後も高級和牛に引けをとらない様な品質のF-1牛を、作り続けていきたい。
一人でも多くの方に当牧場のお肉を味わっていただくために、今後はさらに肥育頭数も増やしていきたいと考えていますが、やはり一番大切な事は、いかにばらつきの無い牛を育てて行くかという事に重点を置いています。
F-1(交雑牛)と言う事もあって枝肉規格はB-3クラスの牛が大半を占めますが、このクラスにあって、食してみれば和牛等、高級クラスとされる牛肉にも大きく引けをとらない様に独自のノウハウで牛を肥育し、一般家庭の方に手頃な価格、安心・安全でおいしく食していただく為に、今後も努力してまいります。